橋下徹のシナリオ3

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「鉄は熱いうちに打て」ではありませんが、あのときが住民投票の絶好のタイミングだったのです。それに橋本さんだって人間です。もしあのときに住民投票に持ち込まずにズルズルと先延ばしにしていたら、彼のモチベーションだって下がってしまい何の変哲もない普通の政治家に成り下がっていたことも、充分考えられるのです。結果、僅差で敗れましたが、大切なのは敗れた後の身の振り方です。もしこのまま都構想を未練たらしく抱えて、ズルズルと市長を続けていたら、僅差であっても民意という旗錦を手に入れた反対派にドンドン追い込まれて、都構想自体もいつもまにか風化していくことが考えられます。